トタルとアミリスのバイオ航空燃料、信頼のおけるパフォーマンスへのイノベーション

トタルは、温室効果ガス削減に向けて新エネルギーの開発を挑戦しています。太陽光と共にバイオマスを戦略的開発分野と定めて、カリフォルニア州のアミリス社(Amyris)をはじめとする革新的なベンチャー企業と共同で、野心的な研究計画を取り組んでいます。
トタルとアミリスは共に、航空分野の未来にイノベーションをもたらし、CO2排出量を大幅に削減する再生可能エネルギーとしての航空燃料を開発しています。

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    トタルとアミリスのチームが、発酵中のイースト菌の効果・抵抗を試験すべく、カリフォルニア州のエメリービル研究所で共同研究を行っています。

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    2013年、ブラジル、サンパウロ州のアミリス最初の製造設備にて、ファーネサンの大規模生産を開始。背景に広がる砂糖発酵用のサイロ。

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    2013年6月のパリ航空ショー。エアバス、エールフランス航空、サフラン社、トタルが共同で行った、ヨーロッパ初のトタル・アミリス開発のバイオ航空燃料を搭載した飛行機による飛行。

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    2014年1月、アブダビ国際空港で、エティハド航空がボーイング、トタル、アブダビ石油精製会社(Takreer)、マスダール科学技術研究所と共同で、トタル・アミリスのバイオ航空燃料を積んだボーイング777で、中東初の試験飛行を実施。

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    2014年9月、ルフトハンザ航空がフランクフルト―ベルリン間をトタル・アミリスの認証取得済みのバイオ燃料を使った初の商業飛行。

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    フランス、トゥールーズ・ブラニャック空港。2014年10月から、エールフランス航空によるトゥールーズ―パリ間の「未来に向けた実験航路(Lab’Line for the Future)」で、トタル・アミリス開発のバイオ航空燃料が毎週使用されています。

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    エールフランス航空の「未来に向けた実験航路(Lab’Line for the Future)」にトタル・アミリス開発のバイオ航空燃料を給油する、トゥールーズ・ブラニャック空港の航空給油会社、カメル。

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トタルとアミリス:最先端バイオテクノロジーのパートナーシップ

トタルは、2010年から、バイオテクノロジーと燃料やグリーンケミストリー向けの再生可能製品の開発を専門とするアメリカのアミリスと提携しています。このパートナーシップを通じ、アミリスへの資本参加や共同研究開発に関する契約締結に至りました。

アミリスの研究により、砂糖を直接軽油や航空燃料に使用でき、かつ特段のエンジンの技術的改良なく使用できるアミリスの独自のブロック分子であるファーネサンに変換する手法の開発に至りました。RSB(Roundtable on Sustainable Biomaterials)の認証を受けたブラジルの工場で生産するファーネサンは、化石燃料に比べCO2排出量を最大90%削減することができます(1)。

航空会社に向けた画期的なソリューション

気候変動に対処すべく、航空産業は2050年までに温室効果ガス排出量の半減に取り組んでいます(2)。航空輸送需要の世界的な増加を考えると、この野心的な取り組みには地上・空における機体・エンジンの性能向上やバイオ航空燃料の導入を増やすことが不可欠です。


トタルとアミリスは実践的なソリューションとして、ファーネサンを10%混合のバイオ航空燃料を開発しました。この混合によりCO2排出量を5%、エンジンの粒子状物質排出量を3%削減することができます。

2014年6月、2年にわたるテストと度重なる試験飛行を経て、トタルとアミリスによって開発されたバイオ燃料は米国材料試験協会(ASTM)(3)というアメリカの標準化規格設定機関の認可を取得しました。トタル・アミリスのバイオ航空燃料は国際的工業規格に加わったことで、両社は世界中の航空会社にこの画期的なソリューションのマーケティング活動を展開しています。

2014年の夏、ブラジルのゴル航空とドイツのルフトハンザ航空が、トタル・アミリスのバイオ航空燃料を使用した初の商業飛行を実施しました。2014年10月からは、定期便でも使用されています。一例として、エールフランス航空が「未来に向けた実験航路(Lab' Line for the Future)」プロジェクトの一環で、トゥールーズ―パリ間を毎週運航しています。

世界中で使える競争力に優れたバイオ燃料を目指して

航空バイオ燃料の国際的なマーケティング展開を確かなものにする為に、トタルは子会社のエール・トタル・インターナショナル(Air Total International)の優れたネットワークを利用しています。年間1,100万トンの売り上げ実績を誇るトタルは、航空燃料の販売における世界のリーダーです。また、世界各国250以上の空港で操業し、ヨーロッパ、アフリカの市場を牽引するエア・トタル・インターナショナルは、自身が持つ技術・ロジスティクスの専門知識すべてをこの新しいバイオ航空燃料の商業展開に捧げています。

航空会社による大規模なバイオ燃料の採用は今後数年間の課題です。トタルとアミリス社は、より競争力のある、持続可能なソリューションの開発に取り組んでいます。長期目標は、植物の非食用部分から抽出した「セルロース」の糖質から、より優れた再生可能航空燃料を製造することです。トタルはこれまでの研究成果と革新的な企業とのパートナーシップを通じ、より持続可能な航空燃料が世界規模で利用できるよう努めています。

 

1 Environmental Science & Technology Study, 2014年11月
2 2005年水準との比較(2009年のATAG資料)
3 ASTM:米国材料試験協会

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